中国の銀行:10月の人民元保有、07年以来の減少-資本流出を示唆

中国の市中銀行の人民元保有が2007 年12月以来の減少に転じた。中国からの資本流出で、人民元上昇を加 速させるよう政策当局を促す圧力が和らぐ可能性がある。

中国人民銀行(中央銀行)がウェブサイトに掲載した資料によれ ば、金融機関の人民元持ち高は10月に249億元(約3010億円)の純 減を記録。エコノミストらは、いわゆるホットマネー(投機的な短期 資金)の動向を示すデータとして、この数字に注目している。

INGグループのアジア調査責任者、ティム・コンドン氏(シン ガポール在勤)は21日の調査リポートで、「資本流出は人民元が過小 評価ではなく、過大評価されている証拠だ。資本流出が示唆されたこ とは、人民元の変動幅拡大といった為替相場改革の障害となる可能性 があると考えている」と記した。

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