タイ:7-9月GDP、成長ペース加速-通年では見通し引き下げ

タイの7-9月(第3四半期) の経済成長率は、輸出を背景にこの1年余りで初めて前年同期比で 加速した。ただ、過去約70年で最悪の洪水で景気への影響が懸念さ れる中、当局は2011年通年の見通しを下方修正した。

国家経済社会開発庁(NESDB)が21日発表した7-9月期 の国内総生産(GDP)は前年同期比3.5%増加。4-6月(第2 四半期)改定値は同2.7%増に上方修正された。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト11人の予想中央値は4.5%増だっ た。

スタンダードチャータード銀行のエコノミスト、ウサラ・ウィ ライピッチ氏(バンコク在勤)は統計発表前に、「タイ経済は10- 12月(第4四半期)にマイナス成長に直面している」と指摘、「洪 水の被害や世界的な景気鈍化に伴い、国内成長に対するリスクは差 し迫っている。景況感の悪化を下支えるため、タイ中央銀行が一度 に0.5ポイントの利下げに踏み切ると当行はみている」と語ってい た。

7-9月期GDPは前期比では0.5%増加。エコノミスト7人 の予想中央値では同1.5%増と見込まれていた。

国家経済社会開発庁は11年の成長率見通しをプラス1.5%とし、 従来の3.5-4%から引き下げた。12年は洪水被害からの復興需要 に伴い4.5-5.5%成長を見込んでいる。

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