辰年迎える中国、ベビーブームで育児用品に大きな需要も-出産増加へ

中国はベビーブームを迎えよ うとしている。出産制限緩和に加え、来年は出産が増える辰(たつ) 年で、国内外の企業にとって大きな需要を生み出しそうだ。

中国国家統計局に予測によれば、世界2位の経済大国となった 中国の出生率は2016年にピークに達し、05年から20年までは出産 ブームとなりそうだ。国連は、中国の人口が09年の13億3400万人 から20年までには13億8800万人に増えると推計している。

中国では一般的に、辰年に出生数が増える傾向がある。香港の プリンス・オブ・ウェールズ病院(香港)で産婦人科責任者を務め るチェウン・タク・ホン氏によると、歴代の中国皇帝の象徴である 竜は力と富を示しており、辰年には出生数が5%増えるという。

ジェフリーズ・グループのアジア消費者調査責任者(香港在 勤)、ジェシー・グオ氏は、「投資についてベビーブームは短期的 には良い発想だ。今後2、3年は成長が持続する可能性が高い」と 述べる。

BNPパリバの消費者部門アナリスト、ミシェル・マク氏は、 「辰年のベビーブームはほぼ確実で、粉ミルクやおむつ、衣類とい った育児製品の需要を高めるだろう」と指摘する。

中国は1979年、人口増加を抑制するためいわゆる「一人っ子政 策」を導入。だが今は労働力の高齢化に直面し、出産制限を緩和し ている。

ユーロモニター・インターナショナルによれば、中国のベビー フード市場は11年に約22%拡大し680億元(約8200億円)となる 見込み。15年までにほぼ倍増し1360億元になるという。

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