東京製鉄:12月鋼材契約、全品種5000円引き下げ-海外市況低迷

電炉最大手の東京製鉄は21日、鋼 材の12月契約で、全品種の価格を5000円引き下げると発表した。中国 など新興国での景気減速懸念を背景に海外市況が低迷しているためと いう。

個別では、H形鋼を1トン当たり6万9000円、熱延薄鋼板(ホッ トコイル)を5万8000円、厚板を6万5000円、異形棒鋼を5万円、線 材を6万6000円とした。

値下げ理由について、同社の今村清志取締役は、「欧州債務危機 の悪影響が世界的に広まっており、新興国でも景気減速懸念が強まっ てきた」と述べ、「海外市況の悪化と円高による輸入圧力が強まって きている」と説明した。

一方、今村氏は、9月下旬から下落傾向にある原料の鉄スクラッ プ価格に「底値感が出てきている」とも指摘、鋼材販売価格は「今回 の改定により底入れ感が出てくる」との見方を示した。

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