【M&A潮流】ウラン採掘会社へのキャメコとリオの買収合戦が激化

カナダのウラン採掘会社ハザー・ エクスプロレーションをめぐる英・オーストラリア系の鉱山会社リ オ・ティントとウラン生産世界最大手のカナダのキャメコの買収合戦 が激化している。

リオ・ティントは17日、ハザーに対する買収提示額を従来の1 株4.15カナダ・ドルから同4.70カナダ・ドルに引き上げた。総額は 約6億5400万カナダ・ドル(約488億円)。キャメコが14日発表した 再買収案の1株4.50カナダ・ドルを4.4%上回っており、同社が最初 に買収案を提示した8月26日以前の20日間の平均株価に対して65% のプレミアムを意味する。

リオの再提案を受け、カナダにウラン鉱床を所有するハザーの株 価は先週末時点で5.06ドルまで上昇した。ブルームバーグが集計した データによると、リオの提示価格は業界最高額となったが、ハザー買 収を目指すキャメコは2回目の条件引き上げを仕掛ける見込みだ。

ハザーを買収すれば、カナダ・サスカチワン州のラフライダー鉱 床を傘下に収めることになる。マッキー・リサーチ・キャピタルとダ ンディー・セキュリティーズによれば、キャメコは自社の採鉱現場か らわずか25キロメートルの同鉱床をリオが傘下に収めることを阻止 するためにも買収提示額をさらに上積みする可能性が高い。

マッキー・リサーチのシニア鉱山アナリストのバリー・アレン氏 は電話インタビューで、「キャメコが買収提示額を再び引き上げる公算 が極めて大きい。買収価格よりも戦略的重要性の問題だ。原発抜きで は立ち行かないことを世界は理解しているからだ」と指摘した。

キャメコの広報担当マリー・ライオンズ氏は買収額の引き上げを 検討するかとの質問に即答できないと語った。

ロンドン在勤のリオの広報担当者はこれまでのところコメントを 求める電子メールに返答していない。

ハザーの取締役会は17日の発表資料で、リオからの買収提案を支 持し、投資家に対してリオからの提案を受け入れるよう勧めているこ とを明らかにした。ハザーの広報担当ケルシー・マリー氏は発表資料 以上のコメントを控えた。

-- With assistance from Christopher Donville in Vancouver and Simon Casey in New York. Editors: Michael Tsang, Daniel Hauck

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: Tara Lachapelle in New York at +1-212-617-8911 or tlachapelle@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Daniel Hauck at +1-212-617-1697 or dhauck1@bloomberg.net; Katherine Snyder at +1-212-617-5212 or ksnyder@bloomberg.net

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