シンガポール:12年の成長率1~3%に鈍化か-11年は5%の予想

シンガポール通産省は21日、 2012年の国内総生産(GDP)伸び率が1-3%に鈍化するとの予 想を明らかにした。11年は5%を見込んでいる。既にシンガポール 通貨庁(MAS、中央銀行に相当)に金融緩和を促している景気減 速がさらに続く見通しだ。

シンガポール通産省が同日発表した7-9月(第3四半期)の GDP改定値は前期比年率1.9%増加。ブルームバーグがまとめた エコノミスト10人の予想中央値は2%増だった。4-6月(第2四 半期)は6.4%減に改定された。

欧州債務危機やタイの洪水による供給網の寸断で、東南アジア の成長が打撃を受ける恐れがあり、各国当局に景気支援を求める圧 力がかかっている。インドネシアは今月、政策金利を過去最低水準 に引き下げ、為替レートを使ってインフレ抑制を図るシンガポール 通貨庁は10月、シンガポール・ドルの取引バンド(許容変動幅)の 傾斜を緩やかにすると発表した。

スタンダードチャータード銀行の金利戦略地域責任者、エドワ ード・リー氏は統計発表前に、「欧州の情勢がさらに悪化すれば、マ イナスの影響を及ぼすことは明らかだ」と指摘。ただ、景気は「鈍 化」しつつあるものの、「失速している」わけではないと述べた。

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