【FRB要人発言録】緩和策の主力「MBS購入か」-NY連銀総裁

11月14日から20日までの米連邦 準備制度理事会(FRB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は 発言者の氏名をクリックしてください)。

<11月18日> ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(チリのサンティアゴで講 演):不透明感を払い、景気回復を刺激する財政政策措置が強く求め られている。金融政策との連携で効果を発揮するはずだ。

ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(ニューヨーク州オールバニで講 演):連邦準備制度は現在そしてこの先も、力の限りを尽くし、雇用 促進と物価安定に努める。

フィッシャー・ダラス連銀総裁(ダラスでの講演):現時点で私は インフレを脅威だとは考えていない。金融政策の引き締めを提唱でき る日を心待ちにしている。それは景気改善や雇用拡大への対応となる 可能性が高いためだ。

<11月17日> ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(ニューヨーク州ウェストポイント での講演):高い失業率が続くとの見通しに強いいら立ちを感じてお り、コストよりも利益をもたらす追加的な措置の実行が可能かどうか 引き続き検討する。仮に追加的な資産購入が適切な措置ということに なれば、その多くを住宅ローン担保証券(MBS)を通じて実行する ことは理にかなったものになるかもしれない。

ブラード・セントルイス連銀総裁(CNBCのインタビュー):緩和 策をさらに強く推し進めようとすれば、米国内でひどいインフレが起 きる恐れがある。70年代の再来になるかもしれない。そうなれば誰も 喜びはしない。

ピアナルト・クリーブランド連銀総裁(ケンタッキー州レキシントン で講演):現在の経済環境において、米国の金融政策は適切だ。金融 当局の責務である物価安定に沿ってインフレを確実に抑制する一方、 力強さを増した景気回復を支えている。

<11月16日> ローゼングレン・ボストン連銀総裁(ボストンでの講演):金利はす でに低水準にあるため、さらなる政策行動は経済にまったく影響を及 ぼさない、というのはよくある思い違いだ。実際に、統計分析ではそ の逆が示されている。金利低下は投資プロジェクトの潜在的な利益の 改善にもつながり、為替レートや貿易にも影響する。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁(ケイトー研究所年次会議で):連 邦準備制度に対する批判のうちどの程度が、信用政策措置の当然の帰 結であるかを認識する必要がある。

<11月15日> ブラード・セントルイス連銀総裁(セントルイスでの講演):資産買 い切りは影響力のある手段であり、慎重に用いる必要がある。追加の 行動を取るのであれば、実体経済の一段の悪化が前提になる

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(アリゾナ州スコッツデー ルでの講演):最大限の雇用確保と物価安定というFOMCの責務に 経済状況を近づけるため、さらなる資産購入あるいは将来の政策意図 に関する詳細なガイダンス提供という形で、一段の金融緩和が必要に なる可能性がある。

フィッシャー・ダラス連銀総裁(ニューヨークでの講演):大き過ぎ てつぶせない銀行は危険過ぎて容認できないと私は確信している。巨 大企業を慎重な管理や国境を越えた監督が可能になる機関へと時間を かけてスリム化することは、適切な政策対応だ。そうすれば、創造的 破壊は金融セクターにおいて驚くべき成果を挙げることができる。

エバンス・シカゴ連銀総裁(CNBCのインタビュー):FRBが目 標達成に向けた進ちょくを確認できない場合には、追加の資産購入を 行うことが可能だ。米経済は資産購入の実行が良いアイデアだと言え る状況にある。

<11月14日> フィッシャー・ダラス連銀総裁(ブルームバーグ本社でのインタビュ ー):米経済が来年にかけて成長に向かっており、FRBが一段の緩 和を実施する必要がある確率が低下している。一段の緩和を予想しな いことに私はさらに違和感がなくなっている。

トラビス・バージ・サンフランシスコ連銀エコノミストら(調査報告 書で):2012年前半のある時点で米国がリセッションに陥る確率は 50%超。しかし、12年後半まで嵐を乗り切れば、13年にはリスクは急 速に後退すると思われる。

前回発言録はここをクリックしてください。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE