野田首相:欧州危機のアジア波及防止へ金融面で共同対応を-会見

東アジアサミットなどに出席のた めインドネシア・バリ島を訪れていた野田佳彦首相は19日午後、現地 で記者会見し、欧州の経済危機 のアジアへの伝播防止に各国が金融面 などで共同対応していくことが大事との認識を示した。会見はTBS のCS放送「ニュースバード」が生中継した。

野田首相は欧州の経済危機がアジアに与える影響について「危機 に対してアジア経済が脆弱(ぜいじゃく)かというとそれは必ずしも そうではない。総じてアジアの通貨危機以降、外貨準備も高水準にあ るので、対外的ショックに対する対応力は従来よりも増してきている」 と語った。ただ、欧州危機がアジア地域に伝播した場合には「悪影響 は出てくるということは間違いない。そのための対応をしていかなけ ればならないが、その対応は基本的には金融面における協力だ」と指 摘した。

その上で、日韓の通貨交換(スワップ)協定などを挙げ、「いざと いう時に共同して対応するという姿勢をそれぞれの国が持っていくこ とが大事だ。さらに地域レベルでの危機予防機能の導入議論をいま主 導しており、早急にまとめていく必要がある」と述べた。こうした考 えを今回の東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)首 脳会議で提唱したという。

2012年度政府予算での新規国債発行額については「中期財政フレ ームに基づいて予算編成をするので基本的に44兆円以内に抑えるこ とを踏まえて、順守できるよう最大限努力していくのが基本的な姿勢 だ」と語った。消費税増税については、年内に結論を得て法案の国会 提出前に野党との協議に入りたいとの考えも示した。

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