ロシュの「アバスチン」、乳がん患者への使用承認を取り消し-FDA

【記者:Anna Edney】

11月18日(ブルームバーグ):米食品医薬品局(FDA)は、ス イスのロシュの抗がん剤「アバスチン」を乳がん患者に使用する承認 を取り消すと発表した。同社によると、FDAの措置によって売上高 が最大で8億スイス・フラン(約670億円)減少する恐れがある。

FDAのマーガレット・ハンバーグ局長は18日、ウェブサイトに 声明を掲載し、アバスチンの使用で延命効果が確認できず、高血圧や 出血などの副作用を引き起こすと説明した。ただ、大腸がんや肺がん などへの使用は引き続き承認するという。

ロシュによると、アバスチンの世界での売上高は今年1-9月に 39億スイス・フランで、前年同期比8%減少した。

同社の広報担当者は、FDAの決定に異議を申し立てる考えはな く、アバスチンがどのような乳がん患者に最も効果があるのかを見極 めるための研究を続けていくと述べた。

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