NY原油(18日):続落、シーウェイの方向逆転では不十分との観測

ニューヨーク原油先物相場は 続落。北海ブレント原油との価格差が拡大した。オクラホマ州クッシ ングとメキシコ湾岸を結ぶ「シーウェイ」パイプラインの輸送方向を 逆転させても、米中西部の過剰在庫を削減するには十分ではないとの 観測が強まった。

この日のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI) 原油の下げ幅はブレント原油よりも大きかった。WTIとブレントの 価格差は16日に8カ月ぶりの幅に縮小していた。同日には、カナダ のパイプライン運営会社エンブリッジと加工・輸送サービス提供の米 エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズが同パイプラインの輸 送方向を逆転させ、原油をクッシングから湾岸に輸送すると発表した。

PFGベストのアナリスト、フィル・フリン氏(シカゴ在勤)は 「シーウェイパイプラインのニュースに対して市場は過剰反応したと の認識が広がっている」と指摘。「1本のパイプラインでは過剰在庫 を減らすには十分ではなく、方向逆転も必ずしも強気な材料ではない」 と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物12月限は前 日比1.41ドル(1.43%)安の1バレル=97.41ドルで終了。週間 では1.58ドル安(1.6%)と、7週ぶりの下落。12月限はこの日 が最終取引。実質中心限月となった1月限はこの日1.26ドル安の

97.67ドル。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE