イタリア5大銀行、資本必要額が61億ユーロ増大か-保有国債の下落で

インテーザ・サンパオロなど イタリアの5大銀行は、保有するイタリア国債の価値下落の結果、合 わせて61億ユーロ(約6340億円)の追加資本が必要になる可能性 がある。

銀行が9月30日時点で額面1ユーロに対し少なくとも0.97ユ ーロで評価していたイタリアの2年物国債は現在、0.927ユーロ前 後で取引されている。これは、インテーザやウニクレディトなど5行 に追加資本が必要なことを意味すると、18日のブルームバーグ・リ スク・ニュースレターが伝えた。5行の広報担当者は資本の必要性に ついてコメントを控えた。

欧州銀行監督機構(EBA)はウニクレディトとウニオネ・デ ィ・バンケ・イタリアーネ、バンコ・ポポラーレ、モンテ・デイ・パ スキ・ディ・シエナの4行に、2012年6月までにコアTier1 (狭義の中核的自己資本)比率9%を満たすための資本増強を指示。 9月末時点の各行保有の国債価値下落を追加資本が必要な理由に挙げ ていた。

ウニクレディトの7-9月(第3四半期)決算資料によると、同 行はイタリア国債400億ユーロ相当を保有し、額面の97.2%で評 価している。インテーザは630億ユーロ相当を保有し、引き当ての 状況からは97.4%で評価していることが示唆される。

イタリアの銀行には投資家や規制当局から、保有国債の評価替え を迫る圧力が強まっている。英ロイヤル・バンク・オブ・スコットラ ンド・グループ(RBS)のシニア・クレジットストラテジスト、ア ルベルト・ガロ氏(ロンドン在勤)は「EBAの最新の分析が示した ような国債価値と資本必要性の連動が続くなら、ソブリン債スプレッ ドの一段の変動が必要資本額の増大につながることはあり得る」と述 べた。

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