ギリシャ12年予算案:財政赤字114億ユーロに-GDP2.8%減

ギリシャ新政権は18日、 2012年予算案を承認した。予算案は債権者の信頼を取り戻すこと と、国際資本市場での調達再開を可能にすることを目標に策定され た。

ギリシャ財務省が電子メールで配布した予算案によると、財政 赤字は今年197億ユーロ(約2兆450億円)となった後、来年は 114億ユーロに縮小する見込み。国内総生産(GDP)に対する比 率は9%から5.4%に低下する。GDPは今年5.5%減少し、来年 は2.8%減が見込まれている。

パパデモス首相は閣議で予算案を発表した。同首相率いる暫定 政権は国際支援を確保し経済破綻を回避するため予算成立を急ぐ。 欧州中央銀行(ECB)副総裁を務めたパパデモス首相は、1300 億ユーロ規模の救済パッケージを確実にするため、議会で予算案を 通過させるとともに、民間債券保有者との間で債務交換の詳細につ いて合意する必要がある。

予算案は来年の利払い負担を128億ユーロと今年の164億ユ ーロから減らす債務交換のシナリオを織り込んでいる。

同シナリオは今年3500億ユーロの債務負担を1000億ユーロ 軽減させることが目的。ギリシャの公的債務はGDP比率で今年

161.7%、来年は145.5%に低下する見込み。

10月26日の欧州首脳会議でまとまった救済計画では、ギリシ ャ債務は50%減免される。表面利率4%の2013年8月償還債は 現在、額面の33%で取引されている。

予算案によると、来年の失業率は今年の15.4%から平均

17.1%に上昇する見通し。インフレ率は11年が2.8%、来年は 平均0.6%になる。

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