独連銀のバイトマン総裁:ECBはソブリン債危機解決の責任負えない

欧州中央銀行(ECB)政 策委員会メンバー、ドイツ連邦銀行(中央銀行)のバイトマン総裁は 18日、欧州各国政府がこれまでのところ域内ソブリン債危機の解決 に失敗しているからといって、ECBに解決を求めることはできない と発言した。

同総裁はフランクフルトでの講演で「危機封じ込めが成功してい ないことは、中銀への負託を無理に拡大して危機解決の責任を中銀に 負わせることを正当化しない」とし、「公的債務や赤字の貨幣化はい かなる形においても、その経済的コストが利益をあまりにも明白に上 回るため、現在の状況を持続的に安定させる助けにはならない」と論 じた。

オバマ米大統領をはじめ世界の指導者らはECBが金融市場安定 化に向けた取り組みを強化することを求めているが、ECBは無制限 の通貨供給をソブリン債市場安定化の手段とすることには慎重だ。

バイトマン総裁は「ECBが中銀への負託に明白に答えることが、 ユーロ圏の将来の繁栄のために不可欠の要素だ」と言明。「ユーロシ ステムはこの目的のためにのみ独立性を与えられているのであり、独 立性は権利であると同時に義務だ」と指摘した。

さらに、政府はまだ「長期的な危機解決策の土台を築いていない」 と述べ、「国家の責任の移転を含めた政治的統合強化を推進しようと するドイツの取り組みを歓迎する」と表明した。「それは時間のかか る困難なプロセスで、重大な法制変更を必要とするだろう。しかし、 このプロセスを進める意思を明確に示すことは、直ちにプラスの効果 をもたらし得る」と語った。

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