PIMCOのグロース氏とブラックロックのフィンク氏、珍しく一致

世界最大の投資信託を運用する ビル・グロース氏。世界最大の資産運用会社を経営するローレンス・ フィンク氏。この2人の債券ファンドの巨人たちは必ずしもいつも同 見解ではないが、今回は意見が一致した。

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO) のグロース氏は欧州が米経済に対する最大のリスクだと考え、ブラッ クロックのフィンク氏はドイツが固執する債務危機解決方法が「危険」 だとみている。ドイツは高債務国に財政規律を強要するよう仕向けて いる。

PIMCOとブラックロックは合わせて4兆7000億ドル(約 360億円)相当を運用する。グロース氏とフィンク氏が同じように感 じていることは、欧州のソブリン債危機が解決できない状態をめぐる 投資家の不安の高まりをよく示している。両氏は17日、UCLAア ンダーソン・スクール・オブ・マネジメントとブルームバーグテレビ ジョンが主催したイベントで語った。

ギリシャ債の保有者はアテネで50%の債務減免の詳細の協議を開 始した。ドイツのメルケル首相は欧州中央銀行(ECB)が最後の貸 し手となることを重ねて拒否し、ドイツ以外の国債利回りを上昇させ た。

フィンク氏は「ドイツがやっているのは非常に危険なゲームだ」 として、結果は中間のない黒か白のどちらかになりかねないと語った。

欧州問題のリスク以外については、グロース氏とフィンク氏は今 までに、異なる見解を示している。フィンク氏は米経済の長期にわた る低成長というPIMCOの「ニュー・ノーマル((新たな標準))」 のシナリオに異を唱えた。また、年初に米国債を売ったグロース氏に 対してフィンク氏は3月に、自分はドルの「大量の買い手」だと話し ていた。

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