銅トレーダー:過去2カ月で最も弱気-欧州債務危機による需要減懸念

銅市場のトレーダーとアナリス トは、ここ約2カ月で最も弱気な見通しを示している。欧州の債務危機 への懸念が高まり、この地域の需要が抑制されるとの見方が広がってい るためだ。欧州は世界の銅消費の約19%を占める。

ブルームバーグが23人を対象に実施した調査では、11人が来週の 銅相場は下落し2週連続で下げるとみている。下落を予想した回答者の 割合は9月23日以来の高水準となった。前回これほど弱気の見通しが 示された翌週には銅相場は4.6%下落した。

経済成長鈍化の兆しが示されたことから、銅相場は過去最高値に達 した2月以降、20%以上下げている。欧州ではソブリン債危機の影響で ギリシャとイタリアの政権が交代した。ユーロ圏の9月の鉱工業生産は 過去2年半で最大の落ち込みとなった。

金属関連情報会社ベースメタルズ・ドット・コム(ロンドン)の調 査責任者、ウィリアム・アダムス氏は「欧州がリセッション(景気後 退)に陥る可能性は高い」と指摘。「欧州の景気鈍化はアジアの輸出需 要が打撃を受けることを意味し、鉱工業生産の需要にも影響が及ぶとみ られるため、アジアは懸念を強めている」との見方を示した。

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