オリンパスのウッドフォード元社長を米SECが聴取へ-関係者

オリンパスのマイケル・ウッド フォード元社長は米捜査当局者から2度目の事情聴取を求められて おり、今回の事情聴取には米証券取引委員会(SEC)も加わる。 事情に詳しい関係者が明らかにした。米連邦当局の捜査はファイナ ンシャルアドバイザー(FA)への支払い額が対象となっている。

同関係者によると、ウッドフォード氏は連邦捜査局(FBI) や米検察当局による事情聴取のため、先月英国からニューヨークを 訪れていた。

関係者によれば、3時間の事情聴取では同氏が社長時代にプラ イスウォーターハウスクーパース(PwC)に支払いに関して依頼 した調査報告などの書類を提出した。関係者は非公開情報だとして 匿名を条件に明らかにした。

米捜査当局の2度目の事情聴取は今月中にも実施される可能性 がある。SECの当局者が関わるのは今回が初めて。関係者による と、当局が関心を持ったのは米株式市場でのオリンパスの米国預託 証券(ADR)の取引が理由。

FBIとニューヨーク連邦地検は英ジャイラス・グループと他 の3社買収に関する顧問料の支払いで、不正行為の有無を断定しよ うとしている。事情に詳しい関係者によると、捜査の焦点は米国を 拠点とする日本人バンカー、佐川肇氏と関係のあるケイマン諸島に あったアクサム・インベストメンツに支払われたジャイラス買収関 連の顧問料だという。

佐川氏はこれまでところ犯罪行為で訴追されていないが、アク サムがジャイラス買収に関わっていた期間に同氏がニューヨークの グランドセントラル駅に隣接するビルにオフィスを借りていたため、 FBIとニューヨーク連邦地検の管轄になると関係者は述べた。た だ、捜査は複雑であるため、直ちに刑事責任を問う可能性は低いと いう。

SECとニューヨーク連邦地検、FBIの報道官はいずれもコ メントを控えた。

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