欧州:銀行のドル資金調達コスト、3年ぶり高水準-債務危機悪化で

欧州の銀行のドル資金調達コス トが3年ぶりの高水準に上昇した。ユーロ圏の債務危機が悪化している ことが背景。

銀行がユーロ建ての支払いをドル建てにスワップする際のコストを 示す3カ月物クロス通貨ベーシススワップはロンドン時間17日午後零 時4分(日本時間同9時4分)現在、欧州銀行間取引金利(EURIB OR)を131ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下回り、ド ル資金の調達コストは2008年12月以来最も割高となった。前日は 123bpだった。

フランスのバロワン財務相が欧州中央銀行(ECB)を最後の貸し 手として活用することを呼び掛け、ECBからの支援拡大に反対するド イツとの溝を深めており、欧州首脳が債務危機を封じ込められないとの 懸念が強まっている。バロワン財務相の発言は、債務危機に脅かされて いるフランスの不安を裏付けるものだ。

ICAPの金利ストラテジスト、クリス・クラーク氏(ロンドン在 勤)は「現行の見通しで3カ月物資金を貸し出すとすれば、その埋め合 わせとしてより多額の資金が必要だ。銀行は長期間の貸し出しは望んで おらず、そうするとしても、リスク拡大の見返りとしてより多くの資金 を求めている」と指摘した。

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