世界の金需要:7~9月は6%増、欧州の債務危機で投資拡大-WGC

金需要は7-9月(第3四半期) に前年同期比で6%増加したと、業界団体ワールド・ゴールド・カウン シル(WGC)が発表した。欧州の債務危機を背景に資産の保護手段と して金投資が拡大し金相場は過去最高値に達した。

WGCが17日発表したリポートによると、世界の金需要は

1053.9トンとなり、過去最高の577億ドル(約4兆4400億円)相当 に増加した。上場投資信託(ETF)や上場取引型金融商品(ETP) のほか金地金や金貨への投資が拡大し、宝飾需要の落ち込みとリサイク ルによる供給の増加を上回った。

金現物相場は9月6日に過去最高値の1オンス当たり1921.15ド ルに達し、年間ベースでは11年連続の上昇となる可能性が高まってい る。欧州の債務危機と経済成長鈍化への懸念を背景に需要が拡大し、金 に裏付けされたETPを通じた金保有量は今月16日、8月に達した過 去最高水準まで1%以内に迫った。WGCによると、欧州の金地金と金 貨の需要はインドと中国を上回った。

WGCの投資調査担当マネジングディレクター、マーカス・グラッ ブ氏は16日、ロンドンからの電話インタビューで「欧州圏が問題を抱 えているため、欧州の金地金と金貨への投資が第4四半期(10-12月) に軟化するとは思えない」と指摘。「中国とインドでは依然としてイン フレが問題になっているため、金投資に関する統計は堅調となる可能性 が高い」との見方を示した。

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