欧州株:下落、スペイン入札不調で危機悪化を懸念-銀行が安い

17日の欧州株式相場は下落。 スペイン国債入札の不調で借り入れコストがユーロ導入後の最高に達 したことから、域内のソブリン債危機が悪化しているとの懸念が強ま った。

銀行株が売られ、中でもフランスのBNPパリバやソシエテ・ジ ェネラルの下げがきつかった。欧州の銀行がドル資金を調達するコス トは3年ぶり高水準に達した。金属の値下がりに伴い、鉱業株も安い。

ストックス欧州600指数は前日比1.3%下落の233.97で終了。 債務危機はユーロ圏の中核国にまで影響を及ぼしており、同指数は2 月17日に付けた年初来高値を20%下回る水準となった。

ソシエテ・ジェネラルの調査責任者パトリック・レグラン氏はブ ルームバーグテレビジョンで、「利回りには多大な上昇圧力がかかっ ている上に構造問題や流動性の問題があり、市場は不安に包まれてい る。非常に悪い状態だ」と指摘。「欧州中央銀行(ECB)が何らか の方法で介入する必要に迫られる状況はそう遠くはないだろう」と付 け加えた。

スペインは10年債、35億6000万ユーロ相当を発行。平均落 札利回りは6.975%と、前回10月の入札時の5.433%を上回り、 少なくとも2004年9月以来の高水準となった。入札後に流通市場で は、同国の10年債利回りが一時6.78%を付けた。

フランスも同日に証券や国債の入札を実施。仏10年債のドイツ 債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)はユーロ導入以後初めて 200ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に達した。

この日の西欧市場では、1カ国を除く17カ国で主要株価指数が 下落。銀行株指数は2.2%下げ、BNPパリバは4.6%安の28.49 ユーロで終了。ソシエテ・ジェネラルは3.9%安の16.95ユーロ。 ドイツ銀行は3.7%値下がりの27.29ユーロだった。鉱業株は銅生 産会社アントファガスタを中心に下げ、同銘柄は6.1%安の1103ペ ンス。

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