10月の英小売売上高指数、前月比0.6%上昇-予想に反してプラス

英国の10月の小売売上高は 市場予想に反して増加した。消費者の信頼感はインフレや失業増で損 なわれたものの、値下げが奏功した。

英政府統計局(ONS)が17日発表した10月の小売売上高指 数(燃料含む)は前月比0.6%上昇し、6月以降で最大の伸び率とな った。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト25人の調 査では、中央値で前月比0.2%低下と見込まれていた。前年同月比で は0.9%上昇した。

9月の指数は前月比0.5%上昇と、速報値の0.6%上昇から下 方修正された。前年同月比も0.5%上昇(改定前=0.6%上昇)。

失業増と賃金の伸びを上回る物価上昇を背景に、10月の英消費 者信頼感は過去最低に落ち込んだ。イングランド銀行(英中央銀行) のキング総裁は16日、英景気見通しが「著しく悪化した」との見解 を示した。英中銀は今月、政策金利を過去最低に据え置いている。

IHSグローバル・インサイトの欧州担当チーフエコノミスト、 ハワード・アーチャー氏(ロンドン在勤)は統計発表前、「現時点で 消費者にとって良い唯一のニュースは、政策金利がかなり長期にわた り引き上げられない公算が大きいということだ」と述べ、「インフレ 圧力は来年には和らぐだろうが、消費者にとって極めて厳しい状況が 続くだろう」と付け加えた。

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