モンティ首相:ユーロ存続はイタリアにかかっている-速やかに行動へ

イタリアのモンティ新首相は 17日、ユーロ圏で第2の高水準にある債務の圧縮に緊急に取り組む ことを約束した。同国が財政を立て直せるかどうかに、ユーロの存続 がかかっているとの認識を示した。

新首相は上院での施政方針演説で、「ユーロの将来もイタリアの 行動にかかっている」と言明。「20年前の水準に戻ってしまった債 務の国内総生産(GDP)に対する比率を低下させる道をイタリアが 進み始めたことを示す必要がある」と語った。

新政権の最初の焦点はベルルスコーニ前政権が議会通過させた財 政措置を実施することだ。2013年の財政収支均衡を目指すこの措置 を実践した後、モンティ新政権は不動産税の再導入や抜本的税制改革、 年金規則の変更、大きな政府からの転換、労働法の修正などの課題に 取り組まなくてはならない。

新首相が演説する間に、イタリア10年債の利回りは救済分水嶺 と見なされる7%を下回った。イタリアの主要政党はこの日夜と明日 の信任投票で新政権を支持することに同意しているが、モンティ首相 が今後打ち出す新政策も支持を取り付けられるかは未知数だ。

演説が始まる前に一時7.13%に達していたイタリア10年債利 回りは6.937%まで下がった。

「これまでの伊首相として最高のスピーチ」

みずほインターナショナルの欧州担当チーフエコノミスト、リカ ルド・バルビエリ氏(ロンドン在勤)は電子メールで「モンティ氏の 上院での演説は、イタリアの新首相の演説として今までで最高だった」 と評価した。

上院は17日午後8時から信任投票を実施し、下院は18日午後 2時から投票する。

40分間の演説でモンティ首相は、経済成長を取り戻すことが債 務削減の鍵だとした上で、景気てこ入れ措置が貧困層に負担を与えな いよう細心の注意を払うと付け加えた。閣僚らが今後、具体的な計画 を説明すると述べた。

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