大き過ぎてつぶせない銀行、資本不足なら立ち入り検査も-バーゼル委

【記者:Jim Brunsden】

11月16日(ブルームバーグ):国際金融監督当局は、新たな資本・ 流動性規制の基準を確実に順守させるため、銀行への立ち入り検査を 行う方針だ。

国際決済銀行(BIS)バーゼル銀行監督委員会のイングベス委 員長(スウェーデン中央銀行総裁)が16日にサンフランシスコで行う 講演のテキストによれば、資本・流動性基準を達成できない金融機関 はその詳細を公表される。また、各国の監督当局もルールの施行が確 実に行われているかどうかチェックを受ける見通しだ。

イングベス委員長は講演テキストで、「短期記憶の劣化と監督当局 の自己満足」を避ける必要があると強調し、「バーゼル委はこれまで、 銀行や監督機関のドア口まで行って評価を行うようなことはなかった が、まさにこれを実行しようとしている」と述べた。

同委員長はその上で、「グローバルな審査チームが従来よりもはる かに詳細な方法で個別の国と金融機関の検査を開始する」と説明。個 別の国を対象に外部からの審査と立ち入り検査を同時に実施し、その 結果を公開すると付け加えた。

アレン・アンド・オブリー(ロンドン)で金融規制を担当する弁 護士ボブ・ペン氏は電子メールで、「審査チームは控えめに言っても悪 戦苦闘することになるだろう」と指摘。新たな銀行資本規制「バーゼ ル3」は、適切に実施する国々の間でもルールの適用方法は「千差万 別」と予想されるため、「不可能な任務のように思われる」と話してい る。

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