米CFTC:顧客資金の利用規制で採決へ-MFグローバル破綻受け

米商品先物取引委員会(CFT C)は、デリバティブ(金融派生商品)ブローカーによる顧客資金の投 資方法に関する規則について12月5日に採決を行う可能性がある。米 MFグローバル・ホールディングス(ニューヨーク)破綻に伴って約6 億ドル(約460億円)の行方が分からなくなったことから、この規則の 策定の緊急性が高まった。

CFTCのゲンスラー委員長は16日、シカゴでの講演で、顧客資 金のマネー・マーケット・ファンド(MMF)への投資方法を規制し、 国外のソブリン債への投資や国内の現先取引を規制する規則について採 決する方針であることを明らかにした。この規則は2010年10月に提 案された。

MFグローバル破綻後、一部の顧客が取引できない状態となったこ とから、規制当局はブローカーによる顧客資産の取り扱いに再び重点を 置き始めている。これらの資金の利用法に関する規制は、短期投資によ る収益が縮小し困難な状況にある一部の小規模な独立系ブローカーに打 撃を与える可能性がある。

MFグローバルなどブローカーを担当するKBW(ニューヨーク) のアナリスト、ニアム・アレクサンダー氏は「流動性が必要だ」と指 摘。「この措置により収益がさらに縮小する可能性があるだろうか。そ の通りだ。ただ、これらの企業が投資しなければならない短期的な金融 商品の多くは金利が非常に低いため、われわれは既に極めて困難な時期 に入っていると思う」と述べた。

元ニュージャージー州知事のジョン・コーザイン氏が運営していた MFグローバルは63億ドルを欧州のソブリン債に投資していた。同社 は昨年の金融規制改革法(ドッド・フランク法)成立以降、初めて破綻 した米金融機関となった。

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