NY原油(16日):続伸、100ドル台-シーウェイ油送管の方向逆転で

ニューヨーク原油先物相場は バレル当たり100ドルを突破し、5カ月ぶりの高値となった。カナ ダのパイプライン運営会社エンブリッジがオクラホマ州クッシングと メキシコ湾岸を結ぶ「シーウェイ」パイプラインの輸送方向を逆転さ せると発表したことが手掛かり。米中部とカナダからの原油輸送が円 滑になるとの見方が広がった。

エンブリッジは同パイプラインのうち、米石油会社コノコフィリ ップスの所有分を取得することで合意し、輸送方向を逆転させると発 表した。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油 の価格が他の油種よりも下落する要因として、WTI原油在庫が集積 されるクッシングでの輸送障害が指摘されていた。

バンク・オブ・アメリカの商品調査担当責任者、フランシスコ・ ブランチ氏(ニューヨーク在勤)は「短期的には、これでオクラホマ 州からの原油の一部が滞りなく輸送されるのは確実になった」と指摘。 「原油生産は年間に何十万バレル単位で増えているため、中西部での 過剰在庫を軽減するには十分ではないかもしれない。追加の輸送能力 がなお必要だ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物12月限は前 日比3.22ドル(3.24%)高の1バレル=102.59ドルで終了。終 値では5月31日以来の高値となった。年初からは12%の値上がり。

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