ギリシャのパパデモス新首相、議会が信認-緊縮財政の実現へ始動

ギリシャのパパデモス首相は 16日、議会で信任された。経済の崩壊を回避しギリシャをユーロ圏 にとどめるため、金融支援の確保の前提となっている緊縮予算を実現 する責務を担った。

議会(300議席)がこの日実施した信任投票の結果は、賛成 255に反対38だった。ペツァルニコス議長が発表した。

首相は信任投票の前に行った議会演説で、「ギリシャがユーロ圏 を離脱すれば問題は悪化し、その対処は一層困難になる」と言明。ま たユーロ圏を去ればインフレ加速やギリシャ資産の評価額切り下げに つながるほか、債務利払いでも問題を抱えることになると指摘した。 演説は国営テレビが生放送した。

欧州中央銀行(ECB)の前副総裁であるパパデモス首相は議会 の信任を得たことで、予算措置の実行と10月26日に合意した 1300億ユーロ(約14兆円)規模の第2次ギリシャ支援受け入れを 確実にするという3カ月の責務を負った。最優先課題は、12月半ば までに80億ユーロの次回融資を確保することだ。

パパデモス首相は16日夜に国際金融協会(IIF)のダラーラ 専務理事とアテネで会合を持ち、ギリシャの債務負担を1000億ユー ロ減らすための協議を開始する。また来週にはギリシャ首相に就任し て初めて欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領および欧州委員会 のバローゾ委員長とブリュッセルで会談する予定。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE