英国債:10年債利回り下落、一時過去最低-失業者数の増加で

16日の英国債市場では10年 債利回りが下落し、一時は過去最低まで低下した。この日発表された 英雇用統計で7-9月の失業者数が増加し、若年層の失業者数が少な くとも1992年以降で初めて100万人を突破したことが手掛かり。

イングランド銀行(英中央銀行)は同日公表の四半期物価報告で 英国の景気見通しが「著しく悪化した」との見解を示し、量的緩和を 拡大する可能性を示唆した。キング総裁は報告発表後の記者会見で、 経済成長は来年半ばまで「総じて横ばいとなる」公算を示した。さら に「ユーロ圏の状況展開で最も極端な結果を定量化する意味のある方 法はない」とも語った。

UBSの為替ストラテジスト、クリス・ウォーカー氏は、英中銀 が景気見通しを下方修正したことについて「現実的な判断だと当社は みている。中銀はリセッション(景気後退)を予測していないが、ユ ーロ圏の状況が一段と悪化した場合、市場はこのシナリオを排除でき ないだろう」と語った。

10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇の2.17%。一時は過去最低の2.11%まで下げた。2 年債利回りは0.5%となった。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS) がまとめた指数によると、英国債の年初来のリターン(投資収益率) はプラス15%。これに対しドイツ国債はプラス9.2%となっている。

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