欧州債:スペイン債続落、翌日に入札控え-独伊のスプレッドは5%超

16日の欧州債市場でスペイ ン10年債は3日続落。翌日実施する40億ユーロ規模の2022年償 還債入札で借り入れコストが上昇するとの観測から、売りが優勢とな った。

イタリア10年債のドイツ10年債に対する利回り上乗せ幅(ス プレッド)はこの日も5ポイント超にとどまった。欧州中央銀行(E CB)がイタリア国債の購入規模を拡大したとの見方から上昇した後、 上げ幅を削った。

ドイツ国債も下げた。同国が実施した2年債入札で発行額が目標 上限に達しなかったほか、メルケル首相がユーロ圏強化に向けて国家 主権の一部を移譲する用意があると発言したことが手掛かり。

シティグループの債券ストラテジスト、ジェイミー・サール氏 (ロンドン在勤)は「イタリアとスペインにまだ信頼し得る策がない ほか、ECBの現行の購入規模は影響を与えるには小さ過ぎる」と指 摘。「明日のスペイン入札は投資意欲が試されるだろう。利回りの水 準は極めて厳しくなる公算が大きい」とも述べた。

ロンドン時間午後4時11分現在、スペイン10年債利回りは前 日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の6.40%。 一時は11bp下げ6.22%となった。同国債(表面利率5.5%、 2021年4月償還)価格は0.42下げ93.73。

イタリア10年債利回りは9bp下げ6.98%。取引に詳しい関 係者2人によると、ECBは債券市場プログラム(SMP)を通じて、 通常を上回る規模の国債を購入した。ECB報道官はこれについて、 コメントを控えた。イタリア10年債と独10年債のスプレッドは16 bp縮小し513bpとなった。

ギリシャ2年債利回りは過去最高となる115.49%まで上げた後、 376bp上昇の114.19%。

ドイツ国債入札

ドイツ連邦銀行(中央銀行)の声明によると、この日実施した2 年債入札で54億5500万ユーロ発行した。目標は60億ユーロだっ た。落札利回りは0.39%と、10月5日実施した前回入札の0.46% を下回り、過去最低を記録した。独10年債利回りは3bp上昇し

1.81%。

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