ボストン連銀総裁:追加緩和による金利低下で景気浮揚なお可能

米ボストン連銀のローゼング レン総裁は米連邦公開市場委員会(FOMC)にはなお金利低下を通 じて景気をてこ入れする能力があるとの認識を示した。

ローゼングレン総裁は16日、ボストンで講演。事前原稿による と、「金利はすでに低水準にあるため、さらなる政策行動は経済にま ったく影響を及ぼさない、というのはよくある思い違いだ」と発言。 「実際に、統計分析ではその逆が示されている」と述べた。

総裁は、経済がこれほどひどいダメージを受けているときは、小 規模な緩和措置でも価値があるとの見方を示した。

「問題の規模は大きいが、だからと言って、わずかであっても 『効果』をもたらす行動をFOMCは見送るべきではない」と指摘。 「例えば、失業率を0.5%低下させる行動は米経済を完全雇用へと 近づけることはないし、米国の問題を解決するわけではない。しかし ながら、この行動がなければ創出されなかったはずの約75万人の雇 用を生み出すだろう」と続けた。

金利低下で為替や貿易に影響

その上で、「金利低下が経済にまったく影響を及ぼさないとは考 えにくい」とし、金利低下は住宅や自動車といった、ローンを組む高 額の買い物には依然として影響を及ぼすだろうと予想。「自動車ロー ンの金利は多くの人にとって毎月の大きな支払いのうちの1つだ」と 話した。

さらに、金利低下は投資プロジェクトの「潜在的な利益の改善」 にもつながり、「為替レートや貿易にも影響する」と述べた。

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