米モルガン・スタンレー、ウォール街の債券事業の比重低下で恩恵も

米モルガン・スタンレーは、 ウォール街で重かった債券トレーディングの比重が低下することで恩 恵を受ける可能性がある。同社の機関投資家・証券グループのポー ル・J・トーブマン共同社長がそうした見通しを示した。

トーブマン氏(50)は15日の投資家会議で、金融機関全体の 債券事業の収入は過去10年の間に投資銀行業務とトレーディングを 合わせた収入のほぼ3分の2を占めるようになったと指摘。2000年 前後には金融機関の収入は債券と株式トレーディング、投資銀行業務 の間でほぼ等しく分かれていたという。

同氏は「われわれは歴史的に強かったこれらの事業分野の比重低 下から打撃を受けた」とした上で、「機関投資家・株式業務と投資銀 行業務がウォール街の収入に占める割合が今後増え続けることは疑い がない」と語った。

今年1-9月のモルガン・スタンレーのトレーディング収入は会 計上の調整を除いて、債券と株式が同額の49億ドルずつ。JPモル ガン・チェースとシティグループは債券が株式の2倍以上だった。投 資銀行業務からのモルガン・スタンレーの収入は33億ドルと前年同 期から20%増え、大手同業社の中で最も伸びたとトーブマン氏は説 明した。

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