英中銀:インフレは目標下回る公算大、量的緩和拡大を示唆-物価報告

イングランド銀行(英中央銀 行)は成長見通しの悪化を指摘した上で、インフレ率については向こ う2年以内に2%の目標水準を上回るよりも下回っている公算の方が 大きいとの認識を示し、量的緩和拡大の必要性があることを示唆した。

英中銀は16日公表した四半期物価報告で、「英国の見通しは悪 化した」と指摘。現行2750億ポンド(約33兆3700億円)規模の 資産買い取りプログラムが維持されたとの想定に基づくと、「インフ レ率は予測対象期間に2%の目標を上回るよりも、下回る確率の方が 大きいと判断される」と続けた。

英経済を欧州債務危機から守ることを目的とした期間4カ月の資 産買い取りプログラムは2カ月目に入った。英中銀はこの日、欧州当 局が危機解決に失敗すれば世界経済に「著しい悪影響」を及ぼす恐れ があるとの認識を示した。

さらに「ユーロ圏における信用し得る効果的な政策対応が不透明 感を和らげ、英国の成長を後押しする」とし、「これらの欠如が国内 景気の回復への唯一最大のリスクとなっている」と論じた。

中銀は物価報告でインフレ率が2年後に1.5%前後になると予想。 国内総生産(GDP)については約3.1%増を見込んでいる。2012 年半ばには約0.9%増で底打ちする見通し。これら予測値はチャート で示されており、予想を裏打ちするデータは来週公表される。

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