東証1部時価総額が09年3月来の250兆円割れ、欧州問題深刻さ映す

16日の日本株市場で、東京証券取 引所第1部の時価総額が終値ベースで249兆5174億円となり、2009 年3月19日以来、約2年8カ月ぶりに節目の250兆円を割り込んだ。

東日本大震災直後に300兆円の大台を割り込んだ後、同水準を下 回って推移してきたが、ギリシャの債務問題や米国債の格下げなどを 背景にした8月以降の世界的株安局面で、一段と水準を切り下げた。

東海東京アセットマネジメントの宮島孝典運用第1部長は、日本 株の時価総額低迷の理由について「欧州での緊縮財政、マネー収縮に よる世界経済への悪影響に対する警戒感が根強い」と話している。

きょうの日本株は、イタリア国債利回りの再上昇などから欧州の ソブリン債危機に対する懸念がくすぶる中、午後に下げ幅を広げた。 TOPIXは前日比6.80ポイント(0.9%)安の724.11で終了し、09 年3月12日以来の安値に沈んだ。東証1部時価総額が前回250兆円を 割れた同年3月は、米大手証券リーマン・ブラザーズの経営破綻をき っかけとした世界的な金融危機、信用不安への警戒が高まっていた時 期で、TOPIXは一時700ポイントを下回る場面もあった。

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