IEA事務局長:全原発止まれば石油・ガス輸入で毎月2300億円増

国際エネルギー機関(IEA)のフ ァン・デル・フーフェン事務局長は都内で会見し、「もし2012年に日本 の原子力発電所がすべて止まった場合、日本の石油と天然ガスの月間輸 入金額は30億ドル(約2300億円)の増加になる」との見通しを示し た。

東京電力の福島第一原子力発電所の事故以降、定期検査のために停 止した原子炉は検査終了後も運転を再開していない。現在、国内に54 基ある原子炉のうち11基だけが運転を続けているが、このまま運転が 見送られた場合、来年4月末までに全てが停止する事態となる。

今後原発の新設が行われず廃炉が進んだ場合には、日本の天然ガス の輸入額は35年に800億ドルまで膨らむとの見通しを示すとともに 「原発への依存を減らすと、その代償も大きい」と指摘した。

財務省のデータによると、日本の9月の原油・石油製品・液化天然 ガス(LNG)の輸入額は1兆5360億円だった。10年度のLNG輸入 額は3兆5362億円。

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