米デル8-10月:純利益は増加-売上高はアナリスト予想下回る

パソコン(PC)メーカー3位、 米デルの8-10月(第3四半期)決算は、利益率の高い技術に照準 を絞ったことが寄与し、増益となったものの、売上高はアナリストの 予想を下回った。

15日の発表資料によると、売上高は153億7000万ドル(約1 兆1800億円)に減少した。ブルームバーグがまとめたアナリスト予 想平均は157億ドルだった。純利益は8億9300万ドル(1株当たり 49セント)と、前年同期の8億2200万ドル(同42セント)から増 加。一部費用を除いた1株利益は54セントと、アナリスト予想の 47セントを上回った。

かつて世界最大のPCメーカーだったデルは市場シェアを落とし、 サーバーやサービス、ネットワーキングなど、より収益性の高い法人 向け技術に注力している。デルはこの日、欧米の販売が低調だとして 年度内の売上高についても慎重な見通しを示した。タイの洪水に伴う コンピューターのハードドライブ不足が新たな難題となっている。

ブライアン・グラッデン最高財務責任者(CFO)はインタビュ ーで、「売上高は予想を若干下回った」と指摘。先進国の個人向け販 売と米連邦政府からの受注鈍化が8-10月の需要に打撃となったと 説明した。

決算発表を受けデルの株価は時間外取引で一時2.1%安の15.30 ドル。通常取引終値は15.63ドルだった。年初来では15%上昇して いる。

デルは通期(2012年1月期末)売上高について、1-5%増と の見通しを示し、「レンジの下限に向かう基調となりつつある」と説 明した。アナリスト予想は2%増だった。

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