バフェット氏:米企業の株主は繁栄を享受-労働者には届かず

米投資・保険会社バークシャー・ ハサウェイで7-9月(第3四半期)に239億ドル(約1兆8400億円) の投資を行った同社最高経営責任者(CEO)のウォーレン・バフェ ット氏は、米企業の株主が享受している繁栄が、高失業率と住宅価値 の下落に苦しむ労働者の手に届いていないとの認識を示した。

バフェット氏(81)はバークシャーのビジネスワイヤー部門のウ ェブサイトに15日掲載されたインタビューで、「今日の米企業の株主 資本利益率(ROE)などは全般的に素晴らしい」と述べた上で、「住 宅市場はいまだに2008年秋の不況が続いている。全く回復してはいな い」と指摘した。

同氏は米住宅市場が「数年後」には堅調になると述べたが、低迷 期が終わる正確な時期については予想しなかった。同氏は10年2月に 「1年程度で住宅問題の大部分は終息する」と述べていたが、住宅価 格はそれに反する動きを見せている。全米不動産業者協会(NAR) の今月の報告によると、7-9月(第3四半期)に全米150都市のう ち111都市で一戸建て住宅価格(中央値)が前年同期比で下落した。

バフェット氏は、住宅問題は「大部分の地域では企業業績に打撃 を与えていないが、米国の労働者の状況は良くない」と指摘。米経済 は回復してきたが「雇用は出遅れている」と述べた。

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