英国債:続伸、利回りは過去最低を更新-欧州不安で逃避買いが活発化

15日の英国債相場は続伸。10 年債と30年債の利回りは過去最低を更新した。フランスとイタリア、 スペインの国債利回りが大幅に上昇したことを背景に、安全とされる ポンド建て資産への逃避の動きが広がった。

ポンドは対ユーロで上昇。スイス・フランやオーストラリア・ド ルに対しても堅調だった。この日発表された10月の消費者物価指数 は前年同月比で低下し、アナリスト予想も下回った。ポンドは対円で は下落した。

イタリア国債利回りが7%を突破したほか、ドイツ国債に対する フランス国債の上乗せ利回り(スプレッド)はユーロ導入以後の最大 に拡大した。イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁がインフ レ率が向こう6カ月で「急速に」低下するとの見方を示した後も、英 国債は堅調に推移した。

ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)のシニア為替スト ラテジスト、ジェーン・フォリー氏は「英経済のファンダメンタルズ (基礎的諸条件)は素晴らしいとはいえないかもしれないが、消去法 的にポンドをユーロの代替投資先とみなす投資家もいる」と述べ、 「ユーロ圏で緊張が高まった際に、ポンドへの資金逃避が鮮明になる」 と続けた。

英10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)低下し2.15%。一時は2.11%まで下げた。同国債(表面 利率3.75%、2021年9月償還)価格はこの日、0.325上げ

114.12。2年債利回りは2bp下げて0.5%、30年債利回りは

3.09%まで低下した。

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