みずほCB、国際帝石と1兆4000億円規模のLNG事業向け融資で交渉

国際石油開発帝石はオーストラリア のイクシス液化天然ガス(LNG)事業向けの資金調達で、みずほコー ポレート銀行などの銀行団との交渉に入った。額は最大180億ドル(約 1兆4000億円)規模で、原発事故を受けLNGの長期・安定調達が課 題の中、日本企業が主体のプロジェクト向けの大規模融資となる。

事情に詳しい3人の関係者によると、総投資額は当初計画の1.5倍 の300億ドル(2兆3000億円)に膨らむ見込み。国際帝石と共同事業 主の仏トタルは10月25日に東京、翌26日に豪シドニーで銀行向け説 明会を開催。その後、みずほCBと仏クレディ・アグリコル銀行をフィ ナンシャル・アドバイザーとして具体的な交渉に入った。

今回のLNG開発事業は仏トタル社との合弁事業で、国際帝石が 76%の権益を持つ日本主導の案件。6月には生産予定の年間840万トン のうち大部分が中部電力や東邦ガスなど日本向け販売と決まった。今回 の融資には三井住友銀行、国際協力銀行(JBIC)、三菱東京UFJ 銀行や豪州の4大銀行なども参加に関心を持っているという。

国際帝石はこれまでLNGの供給過剰による需給緩和などで同事 業への最終投資決定(FID)を2回延期。その間に資材価格は上昇し た。こうしたことから、海上ガス田から陸上プラントを建設するダーウ ィンまでの海底パイプライン約880キロメートルの建設などに必要な資 金が当初予定よりも拡大する可能性が出てきた。

国際帝石は、同事業に必要な資金のうち、融資以外の約120億ドル (約9240億円)については自己資金を出資する計画だ。イクシス開発 資金として2010年にすでに公募増資で5200億円を調達。今年3月末の 手元資金は約1兆2000億円となっているという。

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