スイスのUBS、エルモッティ氏をCEOに-グルーベル氏の後任

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スイス最大の銀行、UBSは15 日、取締役会がセルジオ・エルモッティ氏(51)を最高経営責任者 (CEO)に正式指名したと発表した。同氏は不正取引による巨額損 失の発覚でオズワルド・グルーベル氏(67)が9月24日に辞任した 後、暫定CEOに就いていた。

発表によると、カスパー・フィリガー会長(70)は当初予定より 1年早く、2012年の年次株主総会で退任し、後任会長にはアクセル・ ウェーバー氏(54)が就任する。

フィリガー会長は発表資料で、「ウェーバー氏の会長指名とエル モッティ氏のCEO氏名はUBSに必要な安定と明瞭性をもたらす」 とし、「現在UBSが直面している多数の経済的試練や規制変更を乗 り切り、顧客と株主、従業員のために長期的な成功を確保できる」と 説明した。

エルモッティ氏はグルーベル氏が開始した投資銀行事業の縮小計 画を継続する必要がある。2008年の記録的損失の後に同事業を立て直 す試みは規制強化や欧州ソブリン債危機の中で頓挫した。エルモッテ ィ氏は17日にニューヨークで再編計画の詳細を発表する。

メディオバンカのアナリスト、クリストファー・ウィーラー氏 (ロンドン在勤)は、エルモッティ氏の手腕は未知数だとして「明確 で目立った実績のある外部からの起用でもないし、UBSについて知 り尽くした同行のベテランでもない」と指摘した。

前任のグルーベル氏は同業のクレディ・スイス・グループを立て 直した実績を買われUBSに招へいされた。イタリアの銀行ウニクレ ディトを退社したエルモッティ氏を、グルーベル氏が今年4月に起用 した。

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