クレディ・スイス、賞与制度を変更-所得が低めの従業員に恩恵

スイス2位の銀行、クレディ・ス イス・グループは、所得が比較的少ない従業員の賞与を、従来の制度 よりも前倒しで支払う形式に変更する。

クレディ・スイスが14日のメモで従業員に伝えた内容によると、 賞与繰り延べの対象となる従業員は報酬総額が25万スイス・フラン (約2100万円)超と、これまでの5万フランから引き上げられた。 繰り延べの比率は、所得が低い従業員については従来の35%から 15%に引き下げる一方、所得が最高クラスの従業員は70%から80% に引き上げた。広報担当のマーク・ドッシュ氏はメモの内容を確認し た。

同行は昨年、賞与の現金比率引き下げを図るとともに、繰り延べ 対象者の所得制限を引き下げ、対象者を増やした。JPモルガン・チ ェースのアナリスト、キアン・アボホセイン氏は「世界的にみて最も 厳しい報酬規則の一つ」だと評していた。同行のデービッド・マザー ズ最高財務責任者(CFO)は今月、給与増加と賞与繰り延べ拡大は 将来のコスト調整の柔軟性にマイナスとなっていると述べた。

取締役会はメモで、「従来制度への今回の調整は、ビジネス・市 場環境が引き続き困難な中で、報酬構造の競争力を向上させるために 実施した」と説明した。

メモによると、賞与の繰り延べ部分は3年間にわたって株式で支 給される。マネジングディレクターとリスクテークが大きいと判断さ れた一部従業員は繰り延べで支給される株式の半分にクローバック条 項が付けられる。

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