米モルガンS:MSCI新興市場指数、来年は39%上昇と予想

米モルガン・スタンレーは、新興 市場株が来年、中国経済のソフトランディング(軟着陸)見通しや利 益成長、割安なバリュエーション(株価評価)を背景に、39%上昇す ると予想する。

同社のアジア・新興市場担当チーフストラテジスト、ジョナサン・ ガーナー氏(香港在勤)はシンガポールからインタビューに応じ、M SCI新興市場指数は2012年末までに1355に上昇するとの見通しを 示した。14日終値は976.86だった。来年の中国株については、スイス のUBSも強気な見方をしている。

ガーナー氏は「恐らくインフレ率はいずれ低下し、中国経済はソ フトランディングすると期待している」と述べ、「株式市場にとっての 環境は好転するだろう」との見方を示した。

各国の金融当局が成長支援のため政策金利の据え置きあるいは引 き下げに動く中、MSCI新興市場指数は10月4日に付けた今年の安 値から17%戻している。ブルームバーグのデータによると、同指数の 株価収益率(PER、予想収益ベース)は10.4倍と、MSCI世界指 数の12倍を下回っている。ガーナー氏は「10月初めの安値からの反発 で、上昇相場は既に始まっている可能性もあるとみている」と述べた。

モルガン・スタンレーはアジアの新興市場の中で中国を最も選好 し、同国の消費関連株を有望視。ガーナー氏は「中国経済はソフトラ ンディングし、この環境の中で企業利益は持ちこたえると予想され、 現行の相場水準は過度に割安とみている」と語った。同氏は来年1- 6月(上期)に中国の利下げを予想している。

一方、ガーナー氏は、株式リターンの悪化を理由に、来年はイン ド株と台湾株への投資を避けるとしている。

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