米ハーバード大、15億ドル相当のPE持ち分売却を目指す-関係者

世界の大学で資金力が最大の 米ハーバード大学は、約15億ドル(約1160億円)相当のプライベ ート・エクイティ(PE、未公開株)投資ファンドの持ち分売却を 目指している。3年前の記録的損失の一因となった投資をさらに縮 小する。

事情に詳しい関係者3人によると、同大の320億ドルの寄付基 金を運用するハーバード・マネジメントは、主に米国の企業買収フ ァンドの持ち分約10億ドルをUBS経由で売り出す方針。約5億ド ル相当のエネルギー関連投資については既にコージェント・パート ナーズを通じて入札している。関係者が非公開情報だとして匿名を 条件に明らかにした。

ハーバード・マネジメントのジェーン・メンディロ最高経営責 任者(CEO)は2008年7月の就任以降、PE投資と不動産投資の 縮小を進めており、9月のインタビューでは企業買収ファンドや不 動産ファンドに関与する資金が2年前の110億ドルから50億-60 億ドルに減少したことを明らかにしていた。

メンディロCEOは3年前に15億ドル相当の投資の売却を目指 したが、売り手殺到で価格が下落したため大部分の売却を断念して いた。ただ相場の回復に伴い、ハーバード大や公的年金基金などの 機関がこれらを転売し、ポートフォリオ縮小などを図っている。関 係者2人によると、ハーバードはここ1カ月にわたってPE持ち分 の売却を準備しており、UBS経由の売却は12月に正式発表される 公算が大きい。ハーバードの広報担当、ジョン・ロングブレーク氏 は売却計画についてコメントを控えた。

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