英国債:利回り過去最低に接近、イタリアの入札結果が手掛かり

14日の英国債相場は上昇。10 年債利回りは過去最低に近づいた。イタリアの国債入札で借り入れコ ストが上昇したことを背景に、比較的安全とされる英国債の需要が高 まった。

10年債相場は3営業日ぶりに上昇。エコノミスト調査では、15 日公表される10月の英インフレ率は低下したと見込まれている。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・ スタメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は「イタリアとユーロ圏の 情勢に対して市場は懐疑的なことから、英国債への支援要因となって いる」と述べ、「物価上昇圧力が和らいだどうかの兆候を見極めるた め、明日公表のインフレデータが注目されているだろう」と続けた。

ロンドン時間午後4時3分現在、英10年債利回りは前週末比8 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.21%。9日に は2.115まで下げ、ブルームバーグがデータ集計を開始した1989 年以来の最低を記録した。同国債(表面利率3.75%、2021年9月 償還)価格はこの日、0.765上げ113.54。

イタリア政府は14日の5年債入札で30億ユーロ発行した。落 札利回りは6.29%と、10月13日の入札時の5.32%を上回り、 1997年6月以来の高水準となった。

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