ユーロ圏:9月鉱工業生産、2年半で最大の落ち込み-債務危機

ユーロ圏の9月の鉱工業生産 は過去2年半で最大の落ち込みとなった。ソブリン債危機が域内経 済をリセッション(景気後退)の瀬戸際に追い込む中、資本財や消 費財が大きく減った。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が14日発表した 9月のユーロ圏17カ国の鉱工業生産指数は、前月比2%低下した。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト35人の予想中 央値は2.3%低下だった。前年同月比では2.2%上昇。

8月の指数は前月比1.4%上昇(改定前=1.2%上昇)、前年 同月比では6%上昇(同5.3%上昇)に上方修正された。

EUの欧州委員会は先週、ユーロ圏の今年と来年の経済成長率 見通しを下方修正。各国政府が債務危機封じ込めで苦戦し、リセッ ションに陥るリスクがあると指摘した。ブルームバーグ・ニュース の調査によれば、ユーロ圏の7-9月(第3四半期)域内総生産 (GDP)は前期比0.2%増加のもよう。ユーロスタットは15日、 GDP統計を公表する。

キャピタル・エコノミクス(ロンドン)の欧州エコノミスト、 ベン・メイ氏は電子メールで配布したリポートで、第3四半期が終 わる9月のデータの弱さは10-12月(第4四半期)に「鉱工業生 産が急速に悪化する可能性を示唆している」と分析。最近のデータ は「ユーロ圏が再びかなり深刻なリセッションに陥るとの当社の見 方を裏付けているようだ」と続けた。

国別ではドイツの9月の鉱工業生産が前月比2.9%減少した。 フランスは1.9%減、イタリアは4.8%落ち込んだ。

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