日金工と日新鋼、統合検討の報道を相次ぎ否定-株は売買停止前に上昇

ステンレスメーカーの日本金属工業 と日新製鋼は14日、一部新聞社による統合報道に対して、相次いで否定 するコメントを出した。両社の株価は報道を受けて売買停止となる前に 急上昇した。

朝日新聞(電子版)は同日、粗鋼生産量国内5位の日新鋼とステン レス専門メーカーの日金工が来秋をめどに経営統合を検討していると報 じた。日経新聞も同日付の夕刊で、両社が経営統合に向けて検討に入る と報道。規模拡大でコスト競争力を高め、生き残りを目指すという。

一連の報道を受けて日新鋼は、「日金工とは、ステンレス熱間圧延 工程の生産委託などの事業面での連携を従前から行っているが、報道内 容のような経営統合に関し、現時点では具体的に決定している事実はな い」とのコメントを発表した。

日金工も、日新鋼と同様な統合の検討に否定的なコメントを発表。 同社経営企画部の藤原伊三夫次長は、新聞報道直後のブルームバーグ・ ニュースの電話取材に対して、日新鋼との現段階での統合検討について 否定した。

この日の日金工と日新鋼の株式は、新聞報道を受けて売買停止とな った。売買停止となる直前には、日金工株が13%高の78円、日新鋼株が

5.5%高の116円まで上昇した。

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