米大統領:人民元過小評価への中国の対応、「我慢にも限度」

オバマ米大統領は13日、中国の 人民元レートはここ数カ月で「若干改善した」ものの、人民元相場を めぐって中国が行動を起こさないことについて、「我慢の限度」との認 識を示した。

同大統領はハワイ州ホノルルで開かれたアジア太平洋経済協力会 議(APEC)首脳会議終了後の記者会見で、「中国にとって改革が政 治的に難しいことは理解している」としながらも、それでも「我慢に も限度がある」と指摘した。

12日にホノルルで中国の胡錦濤国家主席と会談した同大統領は、 中国の影響力増大に伴い同国の指導者が公正な貿易を実現し、知的所 有権を尊重する責任を負わねばならないと指摘した。

同大統領はアジアにおける米国の利益を主張するため、貿易や為 替レート、知的所有権に関して一層強い口調で中国に圧力をかけてい る。米国は中国の元レートが人為的に安く維持されて米企業が不利な 状況に置かれ、中国の貿易黒字を押し上げていると訴えている。

米国の圧力に対し中国側は反論している。同大統領が前日、米国 の国民や企業が中国の政策に我慢できなくなりつつあると胡主席に伝 えたことを受け、中国外務省は声明で、米国の貿易赤字と失業問題は 人民元レートが原因ではないとし、人民元の大幅上昇でも米国の問題 は解決しないとの見解を示した。

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