アジア株:上昇-欧州の新政権への期待と中国経済軟着陸の兆しで

14日のアジア株式相場は上昇。 ギリシャとイタリアの政権交代が欧州債務危機の封じ込めに寄与する との楽観的観測が強まったほか、中国の著名エコノミスト2人が中国 経済は「ソフトランディング(軟着陸)」に向かっているとの見方を 示したことが手掛かりとなった。

日産自動車は2%高。日本の7-9月期の実質国内総生産(GD P)が4四半期ぶりにプラスに転じたことが好感された。中国建設省 傘下の不動産会社、中国海外発展も高い。同国で最も著名なエコノミ スト2人が、中国経済は融資を減らし、インフレ率を押し下げ、不動 産価格を抑制することを狙った政策に反応しているとの認識を示した。 著名資産家ウォーレン・バフェット氏が一部出資する中国の自動車メ ーカー、比亜迪(BYD)は22%高。ガソリンに代わるエネルギーを 動力源とする乗用車は一部の地方の登録規制の対象から除外されると の報道が好感された。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹投信グループ長は、 イタリア議会で財政安定法案が承認されたことから、同国がデフォル ト(債務不履行)に陥るとの懸念が和らいだと分析。ただ、欧州諸国 が実際に債務を削減することができるかどうかは依然として不透明だ と指摘した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時6分現在、前週末 比1.3%高の118.89。構成銘柄中、値上がりと値下がりの割合は約5 対1。10業種全てが上昇した。同指数は過去2週間で5.9%下落して いた。日経平均株価の終値は前週末比89円23銭(1.1%)高の8603 円70銭。

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