GCIヘッジファンドが1カ月半で8%、欧州危機下の企業資本に投資

独立系運用会社GCIアセットマネ ジメントが助言するヘッジファンドが運用開始から約1カ月半で7.9% の収益を上げた。内外企業の資本構造のゆがみに投資して収益確保を狙 う運用手法を採用しており、今後数年は主に債務問題が長引く欧州に投 資機会があるとみている。

「マルチストラテジーファンド」は国内年金などから集めた33億 円で9月15日に運用を開始した。助言する中川成久チーフ・ポートフ ォリオ・マネジャーによると、投資対象は国内外の企業の株式、債券、 転換社債(CB)、株式オプションなど。1年後に運用資産150億円、 年間収益率15-20%を目指す。

このファンドは、重債務問題を抱えるユーロ圏を除くドイツ、英国 などの欧州に7割、そのほか米国、州など先進国に投資している。特に 欧州では投げ売りなどにより資本構造にゆがみが生じているとみてい る。中川氏は「富の蓄積がある国が強い」とし、当面は市場が整備され 資本規模も大きい国や地域を重視する方針を示した。

GCIでは中川氏の助言により同様の手法で、国内を投資先とする ファンドを既に09年4月から運用している。このファンドの収益は運 用開始から2年半で65%となった。同ファンド現在の運用資産は主に国 内年金基金から集めた147億円となっている。

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