世界で成人の10人に1人が糖尿病に、中国などの成長阻害へ-報告書

2030年までに成人の10人に 1人が糖尿病にかかり、最も生産性の高い世代の人々が死亡するため経 済成長の著しい国々の成長が阻害されるとの見通しを、国際糖尿病連合 が示した。

国際糖尿病連合が14日発表した報告書によると、糖尿病を抑制す る措置を取らなければ、患者数は30年までに約5億5200万人と、現 在の約3億6600万人から増加する可能性がある。同連合は、最大1億 8300万人が糖尿病にかかっていながら気付いていないと推計している。

高カロリーの食事や運動不足のライフスタイルが中国などの国々で 糖尿病の増加につながっている。同国の糖尿病患者数は約9000万人で 最多となっている。報告書によると、40-59歳の人々が糖尿病にかか っている割合が最も多い。

国際糖尿病連合のジャン・クロード・ムバンヤ会長は文書で「世界 のいずれの国やコミュニティーでもこの残酷で命に関わる疾患との闘い で、われわれは敗北している」と指摘する。同連合には世界各地の200 以上の糖尿病協会が加盟している。

世界経済フォーラムと米ハーバード大学が9月に発表した調査結果 によると、糖尿病やがん、心臓病など非感染症疾患による生産性の損失 と治療費は30年にかけて総額47兆ドル(約3600兆円)に上る見通 しだ。

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