オリンパス株価が11日ぶり反発、ストップ高-上場廃止回避観測で

オリンパス株価が11営業日ぶり に急反発、ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)買い気配のまま、前 営業日比 80円高の540円で比例配分された。週末の各紙報道を受けて 上場廃止を回避できるとの観測が広がり、大量の買い注文が入った。

同社株価は、過去の買収を問題視したマイケル・ウッドフォード元 社長の解職以降、急落を続けた。同氏解職で社長兼会長となった菊川剛 氏の退任を発表した翌日の10月27日に切り返したが、その後は買収費 を財テク失敗の損失穴埋めに使っていたことが発覚、刑事告発や上場廃 止のリスクが高まり、終値は一本調子で落ち込み続けた。

前週末11日に付けた日中安値424円は1975年2月以来、約37年 ぶりの低水準。ウッドフォード氏解職前日の終値の17%に過ぎない。

12日付の毎日新聞朝刊は、証券取引等監視委員会が、会社に対し ては有価証券報告書の虚偽記載で課徴金などの行政処分にとどめる方向 であり、上場維持の公算が出てきたと報じた。こうした報道について監 視委の広報担当者は検査実施の有無も含め、コメントを避けている。

高木証券の勇崎聡投資情報部長は14日に同株が、上場維持報道を 受け買い戻されていると分析。短期の利ざや確保を目指す「目先筋」も 買い注文を入れていると指摘した。米プロスペクト・アセット・マネジ メントの創業者、カーティス・フリーズ氏は、オリンパスの事業自体は 依然として強固で「日本が最も誇る企業の1つだ」と述べた。

同社に関してはブルームバーグ・データで確認可能な13社のうち 10社が投資評価を停止中。このほかバークレイズ・キャピタル証券は 11日付で目標株価を1000円から554円に下げた。

同証の中名生正弘アナリストらは14日付投資家向けメモで「上場 廃止が、多くの利害関係者にとって望ましい結論ではないことも事実」 と指摘。真相解明と再建策提示が早期に実現すれば「株価が再び、ある べき水準に回帰することは可能」とコメントした。

--取材協力 山崎朝子 河元伸吾

Editor:Yoshinori Eki, Norihiko Kosaka

Tetsuki Murotani, Hitoshi Sugimoto

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