今週の米指標:小売売上高、増加続く見通し-鉱工業生産も上昇へ

今週発表の米経済指標では、10 月の小売売上高が増加し、製造業活動の勢いが加速したことが示され るもようだ。

米商務省が15日発表する10月の小売売上高は、ブルームバーグ・ ニュースがまとめた市場関係者の予想中央値で前月比0.3%増の見込 み。7カ月ぶりの高い伸びとなった9月の同1.1%増からは鈍化する ものの、増加が続くとみられている。

16日に米連邦準備制度理事会(FRB)が発表する10月の鉱工 業生産指数は、予想中央値で前月比0.4%上昇と、9月の2倍の伸び が見込まれている。

レイモンド・ジェームズ・アンド・アソシエーツのチーフエコノ ミスト、スコット・ブラウン氏は、「需要には確かな勢いがあり、小売 業者にとってはそこそこのクリスマス商戦となるだろう。米経済は全 開というわけではないが、拡大基調を持続している」と付け加えた。

10月の小売売上高は、自動車需要の回復を反映している可能性が ある。ブルームバーグがまとめた予想中央値によると、自動車を除い たベースでは前月比0.2%増の見込み。9月は同0.6%増だった。

住宅市場

地区連銀の指標は、製造業活動の持ち直しが11月も続いているこ とを示す見込みだ。17日発表のフィラデルフィア連銀製造業景況指数 は4月以来の高水準が予想されている。15日のニューヨーク連銀製造 業景況指数も改善が示される見通しだ。

一方、住宅市場の景気への寄与は引き続き乏しいとみられている。 米商務省が17日発表する10月の住宅着工件数は前月比7.9%減の年 率換算60万6000戸の予想。9月は同65万8000戸と、2010年4月以 来の高水準だった。

米労働省が16日に発表する10月の消費者物価指数(CPI)は 前月比横ばいが見込まれている。

(米経済指標に関する最新情報は、こちらをご覧ください)

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