【FRB要人発言録】いかなる金融緩和策にも反対-フィッシャー総裁

11月7日から13日までの米連邦 準備制度理事会(FRB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は 発言者の氏名をクリックしてください)。

<11月11日> ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(ワシントンのイベント で):金融システム強化のための大幅な改革にもかかわらず、依然とし て新たな資産バブルが形成される著しいリスクが存在する。金融シス テムおよび経済はこのような資産バブルにはまだ脆弱(ぜいじゃく) だ。

イエレン連邦準備制度理事会(FRB)副議長(シカゴで講演):欧州 の一部でソブリン債スプレッドが継続的に上昇し、市場の大幅な変動 が一般化していること、政局の混乱といった最近の動向は、事態安定 化のために力強い行動が必要なことを浮き彫りにした。

<11月10日> ロックハート・アトランタ連銀総裁(ワシントンで講演):前回のリセ ッション(景気後退)時に企業破綻のペースが急激に加速したことは 承知している。さらに問題なのは、新規事業立ち上げのペースがリセ ッション時に著しく落ち込み、回復ペースが緩慢とみられることだ。

バーナンキFRB議長(テキサス州エルパソにある軍事施設で開かれ たタウンホール形式の会議で講演):失業率は痛ましいほど高く、失業 者の5分の2以上は6カ月間以上、職を見つけることができない。こ れは第2次大戦後で飛びぬけて高い水準だ。こうした問題は非常に深 刻だ。連邦準備制度は一心に雇用創出支援に注力している。

<11月9日> タルーロFRB理事:(ニューヨークでの講演):大手銀行を対象に実 施する年次資本審査に関するFRBの最終規則は多分、当初の資本計 画プロセスのタイミングでは翌年の第1四半期(1-3月)の適切な 資本配分に備えられないとする一部金融機関の懸念に応えるものにな る。

<11月8日> コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(サウスダコタ州スーフォール ズでの講演):FOMCは経済動向への対応方法を説明する緊急時対応 計画を策定し、公表するべきだ。こうした緊急時対応策はさまざまな 関連シナリオへの対応方法について明確な指針を提供することになる。

プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(フィラデルフィアでの講 演):2%の長期インフレ目標を導入すべきだ。インフレ目標を明示す れば、期待をつなぎ留め、将来の政策に関する不確実性を減らす一助 となる。予想される政策の方向に関する一段の情報提供も必要だ。

<11月7日> ローゼングレン・ボストン連銀総裁(ボストンでの講演):非常に低迷 している労働市場の状況や低いインフレ期待を考えると、FOMCは 引き続き行動し、根強い高失業率の引き下げに積極的に挑まなくては ならないというのが個人的な見解だ。

フィッシャー・ダラス連銀総裁(ロイター通信とのインタビュー):今 月2日のFOMCの決定を支持した後も、いかなる金融緩和策にも反 対するだろう。新たな提案はなく、反対する理由はなかった。新たな 手段を講じなかったが、私にとってはそれが前進だ。

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